新生児血液疾患の説明として正しいのはどれか。
新生児血液疾患の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 新生児ビタミンD 欠乏は凝固異常による出血症状と関連する。凝固異常による出血と関わるのはビタミンKの欠乏です。ビタミンDは骨の代謝に関わります。
- ⑵ 遺伝性球状赤血球症に罹患した児の赤血球は小球状で変形しやすい。遺伝性球状赤血球症の赤血球は球状で変形しにくく、脾臓で壊されやすくなります。
- ⑶ 頭血腫では出血の進展による播種性血管内凝固〈DIC〉の発症リスクが高い。頭血腫は骨膜下にとどまる限られた出血で、播種性血管内凝固に至ることはまれです。
- ⑷ 母体が血液型O 型、児が血液型A 型の場合、児の溶血をきたすリスクがある。母体の抗A抗体・抗B抗体が胎盤を通過し、児の赤血球を壊して溶血性黄疸を起こしうる組合せです。
解説
正解は⑷です。母体がO型で児がA型やB型の場合、母体がもつ抗A抗体や抗B抗体(IgG)が胎盤を通って児の赤血球を壊し、ABO血液型不適合による溶血性黄疸が起こることがあります。出血傾向に関わるのはビタミンDではなくビタミンKの欠乏です。遺伝性球状赤血球症の赤血球は球状で変形しにくく、脾臓で壊されやすくなります。頭血腫は骨膜下にとどまる出血で、播種性血管内凝固に至ることはまれです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成