新生児真性メレナの原因はどれか。
新生児真性メレナの原因はどれか。
- ⑴ 壊死性腸炎壊死性腸炎は腸管が壊死して血便をきたす別の疾患です。真性メレナの原因ではありません。
- ⑵ 母体血の嚥下飲み込んだ母体血によるものは仮性メレナです。児自身の出血ではありません。
- ⑶ 急性胃粘膜病変急性胃粘膜病変でも出血しますが、新生児真性メレナの定義にあたる原因ではありません。
- ⑷ ミルクアレルギーミルクアレルギーは腸管の炎症で血便をきたすもので、凝固異常によるものではありません。
- ⑸ ビタミンK の欠乏ビタミンK依存性の凝固因子が不足して消化管から出血する病態が、新生児真性メレナです。
解説
正解は⑸です。新生児真性メレナは、ビタミンKが不足して凝固因子がつくられず、消化管から出血して吐血や下血をきたす状態です。新生児は胎盤からのビタミンKの移行が少なく、腸内細菌による産生も乏しいため、予防としてビタミンK2シロップを与えます。飲み込んだ母体血が便や吐物に混じるものは仮性メレナと呼び、区別します。壊死性腸炎やミルクアレルギーも血便の原因になりますが、真性メレナとは別の病態です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成