発熱を主訴に母乳外来を再診した産後4 週の母親。産科医師の診察でインフルエンザと…
発熱を主訴に母乳外来を再診した産後4 週の母親。産科医師の診察でインフルエンザと診断され、抗インフルエンザウイルス薬(オセルタミビルリン酸塩)が処方された。今後の授乳について助産師の説明で適切なのはどれか。
- ⑴ 「人工乳を補足しましょう」授乳を続けられるため、人工乳を補足する必要はありません。
- ⑵ 「内服前に授乳しましょう」母乳への移行はごくわずかで、内服の時間を気にして授乳を調整する必要はありません。
- ⑶ 「今までどおり授乳しましょう」母乳への移行はごくわずかで、母乳中の抗体は児を守る働きもあるため授乳を続けられます。
- ⑷ 「搾乳した母乳を飲ませましょう」搾乳に切り替える必要はありません。マスクと手洗いで飛沫感染を防げば直接授乳できます。
- ⑸ 「一度冷凍した母乳を解凍して飲ませましょう」冷凍と解凍を経る必要はありません。手間が増えるだけで利点はありません。
解説
正解は⑶です。オセルタミビルリン酸塩は母乳へ移行する量がごくわずかで、児への影響は問題にならないとされており、内服中も授乳を続けられます。母乳には母親がつくった抗体が含まれるため、児を守る点でも授乳の継続には意味があります。飛沫による感染を防ぐため、授乳の際はマスクを着け、手洗いを行うよう伝えます。搾乳や冷凍母乳に切り替える必要はなく、人工乳を補足する必要もありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成