母体の致死率が高く、妊娠を避けるべき循環器系の病態はどれか。
母体の致死率が高く、妊娠を避けるべき循環器系の病態はどれか。
- ⑴ 肺高血圧症妊娠による循環血液量の増加に耐えられず右心不全を起こし、母体死亡率が高い病態です。
- ⑵ 肺血栓塞栓症の既往抗凝固療法を行いながら妊娠を管理できます。妊娠を避けるべき病態ではありません。
- ⑶ 心室中隔欠損症の修復後修復後に心機能が保たれていれば、妊娠を継続できることが多い状態です。
- ⑷ NYHA 心機能分類Ⅰ度の心不全NYHA分類Ⅰ度は日常生活に制限のない状態で、妊娠を避けるべき病態ではありません。
解説
正解は⑴です。肺高血圧症では肺の血管抵抗が高く、妊娠による循環血液量の増加や分娩時の急激な血行動態の変化に耐えられず、右心不全から死に至ることがあります。母体死亡率が高いため妊娠は避けるべき病態とされ、妊娠が判明した場合は速やかに専門施設で対応します。肺血栓塞栓症の既往は抗凝固療法を行いながら、心室中隔欠損症の修復後やNYHA分類Ⅰ度の心不全は経過をみながら妊娠を継続できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成