このときの助産師の対応で適切なのはどれか。
次の文を読み44~46 の問いに答えよ。A さん(34 歳、初産婦)は、妊娠40 週4 日。妊娠中の経過は、母児ともに順調で推定胎児体重は2,980 g である。本日、午前1 時から、10 分おきに子宮収縮が出現したため、午前3 時に来院した。入院から12 時間後、内診所見は子宮口9 cm 開大、展退度100 %、Station +2 であった。胎児は第1 胎向、第1 分類、胎児心拍数陣痛図の波形はレベル1 である。分娩室に入室して側臥位で過ごしているが、呼吸が乱れ全身に力が入っている。
このときの助産師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 酸素投与を行う。胎児心拍数陣痛図はレベル1で胎児の状態は良好です。酸素投与の必要はありません。
- ⑵ 仰臥位を勧める。仰臥位は仰臥位低血圧症候群を招くおそれがあり、この時期に勧める体位ではありません。
- ⑶ 深呼吸を促す。全開大前の努責を逃がし、緊張をゆるめるために深呼吸を促すことが適切です。
- ⑷ 排泄を促す。排泄への配慮も必要ですが、呼吸が乱れている今、優先すべき対応ではありません。
解説
正解は⑶です。子宮口9 cm開大で全開大の直前にあたり、まだ努責をかけてよい時期ではありません。呼吸が乱れて全身に力が入っているため、深呼吸を促して緊張をゆるめ、努責を逃がすことが適切な対応になります。胎児心拍数陣痛図はレベル1で酸素投与の必要はなく、仰臥位は仰臥位低血圧症候群を招くため勧めません。排泄を促すことも大切ですが、いま優先すべきは呼吸を整えることです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成