A さんは、妊婦健康診査でHBs 抗原陽性、HBe 抗原陽性を指摘された。母子感…
A さんは、妊婦健康診査でHBs 抗原陽性、HBe 抗原陽性を指摘された。母子感染予防策で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ 予定帝王切開で分娩を行う。帝王切開による母子感染の予防効果は示されていません。経腟分娩で差し支えありません。
- ⑵ 出産直前の母体に γ-グロブリンを投与する。母体へのγ-グロブリン投与は行いません。予防は出生後の児に対して行います。
- ⑶ 出生直後の児にB 型肝炎ワクチン接種を行う。出生直後にワクチンの1回目を接種し、その後1か月と6か月にも接種します。
- ⑷ 生後2 か月で抗HBs ヒト免疫グロブリンを児に投与する。抗HBsヒト免疫グロブリンは出生後12時間以内に投与します。生後2か月では遅すぎます。
- ⑸ 出生12 時間以内に抗HBs ヒト免疫グロブリンを児に投与する。出生後12時間以内の投与により、児の感染成立を防ぐことができます。
解説
正解は⑶と⑸です。B型肝炎の母子感染予防では、出生後12時間以内を目安に抗HBsヒト免疫グロブリンを投与し、あわせてB型肝炎ワクチンの1回目を接種します。ワクチンはその後、生後1か月と6か月にも接種します。HBe抗原が陽性の場合は感染力が強いため、確実に実施することが重要です。分娩方法による予防効果は示されておらず帝王切開は不要で、母体へのγ-グロブリン投与も行いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成