早産児の脳室内出血で正しいのはどれか。
早産児の脳室内出血で正しいのはどれか。
- ⑴ 低体温療法の適応である。低体温療法の適応は新生児低酸素性虚血性脳症です。脳室内出血では適応になりません。
- ⑵ 生後72 時間以内に起こりやすい。循環の変動が大きい生後早期に起こりやすく、多くは生後72時間以内に発生します。
- ⑶ 約80 % が分娩時外傷によって起こる。原因は血管の未熟性と循環の変動です。分娩時外傷によるものではありません。
- ⑷ 在胎34 週以降の出生児に起こりやすい。在胎週数が短いほど起こりやすく、34週以降ではまれです。
- ⑸ 急性期の診断には頭部MRI 検査が有用である。急性期の診断には頭部超音波検査が用いられます。児を動かすMRIは第一選択ではありません。
解説
正解は⑵です。早産児の脳室内出血は、脳室周囲にある上衣下胚層の血管がもろいことに加え、循環が変動しやすいことで起こり、その多くは生後72時間以内に発生します。このため出生早期は血圧や換気を安定させ、急な体位変換や強い刺激を避けます。在胎週数が短いほど起こりやすく、34週以降ではまれです。診断には頭部超音波検査が用いられ、低体温療法の適応は新生児低酸素性虚血性脳症です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成