正常分娩にて出生し、完全母乳栄養中の健康な乳児において、生後1 か月の腸内細菌叢…
正常分娩にて出生し、完全母乳栄養中の健康な乳児において、生後1 か月の腸内細菌叢で最も優位になるのはどれか。
- ⑴ ビフィズス菌母乳中のオリゴ糖によって増殖が促され、腸内細菌叢の大半を占めるようになります。
- ⑵ ブドウ球菌ブドウ球菌は皮膚の常在菌で、母乳栄養児の腸内で優位になることはありません。
- ⑶ 乳酸桿菌乳酸桿菌は存在しますが、母乳栄養児の腸内で最も優位になる菌ではありません。
- ⑷ 連鎖球菌連鎖球菌が腸内細菌叢で優位を占めることはありません。
- ⑸ 大腸菌大腸菌は人工栄養児で割合が高くなる菌で、母乳栄養児で優位にはなりません。
解説
正解は⑴です。経腟分娩で生まれ、母乳のみで育っている乳児では、母乳に含まれるオリゴ糖がビフィズス菌の増殖を助けるため、生後1か月ころの腸内細菌叢はビフィズス菌が大半を占めます。ビフィズス菌は腸内を酸性に保ち、病原菌の増殖を抑える働きをします。人工栄養児や帝王切開で生まれた児では、大腸菌やバクテロイデスなどの割合が相対的に高くなることが知られています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成