A さん(40 歳)は、不妊治療にて妊娠し、妊娠10 週で流産した。不妊専門相談…
A さん(40 歳)は、不妊治療にて妊娠し、妊娠10 週で流産した。不妊専門相談センターの電話相談で「初めての妊娠で、楽しみにしていたのに。どうしたらよいか分かりません」と話した。不妊専門相談センターの助産師がA さんに最初に話す内容で適切なのはどれか。
- ⑴ 「里親制度について説明しましょう」流産直後に里親制度を持ち出すと、悲しみを受け止めてもらえないと感じさせます。
- ⑵ 「ご家族はどのように言っているのですか」家族の反応より、まず本人の気持ちを聴くことを優先します。
- ⑶ 「染色体検査を受けることをお勧めします」1回の流産で染色体検査を勧める段階ではなく、この場面で最初に話す内容でもありません。
- ⑷ 「流産となり気持ちが混乱しているのですね」今の気持ちを言葉にして返すことで受け止められたと感じられ、対話の出発点になります。
- ⑸ 「習慣流産の治療で有名な病院を紹介しましょう」習慣流産と決まったわけではなく、他院の紹介を最初に持ち出す場面ではありません。
解説
正解は⑷です。流産直後で気持ちの整理がついていない段階では、まず今の感情を言葉にして受け止め、話してよい相手だと感じてもらうことが出発点になります。情報提供や次の治療の提案は、気持ちが少し落ち着いてから行います。里親制度や染色体検査、他院の紹介を先に持ち出すと、悲しみを受け止めてもらえないまま話を進められたと感じさせます。家族の反応を尋ねるより、本人の思いを聴くことを優先しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成