甲状腺機能亢進症合併妊娠で正しいのはどれか。
甲状腺機能亢進症合併妊娠で正しいのはどれか。
- ⑴ 抗甲状腺薬は胎児の甲状腺機能を亢進させる。抗甲状腺薬は胎盤を通過し、胎児の甲状腺機能をむしろ低下させる方向に働きます。
- ⑵ 甲状腺機能亢進症は産後に軽快することが多い。産後は免疫の変化により症状が悪化しやすくなります。軽快することが多いわけではありません。
- ⑶ 甲状腺機能亢進状態が続くと早産のおそれがある。コントロール不良のままでは流産や早産、胎児発育不全の危険が高まります。
- ⑷ 妊婦全員に甲状腺機能検査を行うことが推奨されている。甲状腺機能検査はリスクのある妊婦に行います。全妊婦への実施は推奨されていません。
解説
正解は⑶です。甲状腺機能亢進状態が続くと、流産、早産、妊娠高血圧症候群、胎児発育不全などの危険が高まるため、薬物治療でコントロールを保ちます。抗甲状腺薬は胎盤を通過し、胎児の甲状腺機能をむしろ低下させる方向に働くため、必要最小限の量を用います。産後は免疫の変化で症状が悪化しやすくなります。甲状腺機能検査はリスクのある妊婦に行うもので、全員に実施することは推奨されていません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成