妊娠32 週の妊婦健康診査で血圧140/88 mmHg、尿蛋白(-)。児は骨盤位…
次の文を読み51~53 の問いに答えよ。A さん(19 歳、初妊婦、派遣労働者)は夫(24 歳、無職)と2 人暮らし。A さんは妊娠8 週3 日で妊娠の届出のために市役所に来所した。昨年の世帯収入は250 万円であった。A さんは市の助産師に「夫は前の職場で人間関係がうまくいかず、うつ状態になり、今も仕事をしていません。これまでは私の収入で生活できていましたが、両親とは疎遠でこれからかかるお金のことが心配です」と話した。
妊娠32 週の妊婦健康診査で血圧140/88 mmHg、尿蛋白(-)。児は骨盤位で、推定胎児体重1,520 g、医師から自宅安静を指示され休暇を取っていた。妊娠33週で血圧156/92 mmHg、尿蛋白(+)、推定胎児体重1,600 g であり医師から入院を勧められた。産科外来の助産師が入院の説明をしていると、A さんは「入院の必要性は分かるけれど、入院費が支払えるかどうか心配です」と話した。市の母子保健担当に相談したところ、療養援護の助成で医療費が一部支給されることになった。A さんが療養援護の助成を受けられる低所得以外の理由はどれか。
- ⑴ 妊娠高血圧症候群療養援護の対象となる疾患に含まれており、入院療養が必要なため助成を受けられます。
- ⑵ 若年妊婦若年であることは療養援護の対象の要件になっていません。
- ⑶ 初妊婦初妊婦であることは療養援護の対象の要件ではありません。
- ⑷ 骨盤位骨盤位は療養援護の対象疾患に含まれていません。
解説
正解は⑴です。母子保健法に基づく療養援護(妊娠高血圧症候群等療養援護費)は、妊娠高血圧症候群、糖尿病、貧血、産科出血、心疾患などにかかり入院して療養が必要な妊産婦のうち、所得が一定以下の世帯を対象に医療費の一部を助成する制度です。Aさんは妊娠高血圧症候群で入院が必要となったため、低所得であることと合わせて対象になります。若年妊婦であることや初妊婦であること、骨盤位は対象の要件ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成