このときの助産師の説明で適切なのはどれか。
次の文を読み51~53 の問いに答えよ。A さん(19 歳、初妊婦、派遣労働者)は夫(24 歳、無職)と2 人暮らし。A さんは妊娠8 週3 日で妊娠の届出のために市役所に来所した。昨年の世帯収入は250 万円であった。A さんは市の助産師に「夫は前の職場で人間関係がうまくいかず、うつ状態になり、今も仕事をしていません。これまでは私の収入で生活できていましたが、両親とは疎遠でこれからかかるお金のことが心配です」と話した。
このときの助産師の説明で適切なのはどれか。
- ⑴ 「派遣労働者の場合、出産育児一時金の支給はありません」出産育児一時金は健康保険から支給され、派遣労働者も対象になります。
- ⑵ 「分娩時に出産費用を助成する出産扶助が支給されます」出産扶助は生活保護を受けている場合の給付です。現時点では当てはまりません。
- ⑶ 「パートナーに働くようにお願いしてみましょう」夫はうつ状態で療養が必要です。就労を促す助言は負担を強いることになります。
- ⑷ 「14 回分の妊婦健康診査の費用が助成されます」すべての市区町村で14回以上の公費負担が行われており、いま利用できる制度です。
解説
正解は⑷です。妊婦健康診査の費用は市町村が公費で助成しており、すべての市区町村で妊婦1人当たり14回以上の助成が行われています。経済的な不安を語るAさんには、まず利用できるこの制度を伝えることが支援になります。出産育児一時金は健康保険から支給されるもので、派遣労働者も対象です。出産扶助は生活保護を受けている場合の給付です。夫は療養が必要な状態で、就労を促す助言は適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成