初診時の感染症スクリーニング検査で風疹抗体HI 抗体価が256 倍の妊婦へのその…
初診時の感染症スクリーニング検査で風疹抗体HI 抗体価が256 倍の妊婦へのその後の対応で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ アジスロマイシンの内服治療を行う。アジスロマイシンは細菌に用いる抗菌薬で、ウイルスには効きません。
- ⑵ 同居家族へのワクチン接種を勧める。家族への接種は予防として意味がありますが、この妊婦の評価としての対応ではありません。
- ⑶ 羊水検査で胎児の感染を確認する。まず母体の感染を確かめる段階であり、羊水検査を先に行うことはありません。
- ⑷ 風疹抗体HI 抗体価を再検査する。期間をおいて再検査し、抗体価の上昇があるかどうかを確かめます。
- ⑸ 風疹IgM 抗体価を検査する。IgM抗体を測ることで、最近の感染かどうかを判断できます。
解説
正解は⑷と⑸です。風疹のHI抗体価が256倍と著しく高い場合は、最近感染した可能性があるため、風疹IgM抗体を測って急性感染かどうかを確かめ、あわせて期間をおいてHI抗体価を再検査し、上昇があるかどうかを見ます。アジスロマイシンはウイルスには効きません。同居家族へのワクチン接種は予防として意味がありますが、すでに抗体価が高いこの妊婦への対応としては優先されず、羊水検査も第一に行う検査ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成