産褥期のホルモンの変動で正しいのはどれか。
産褥期のホルモンの変動で正しいのはどれか。
- ⑴ 授乳婦はゴナドトロピン放出ホルモン〈GnRH〉の分泌が亢進する。プロラクチンの働きにより、授乳中はゴナドトロピン放出ホルモンの分泌が抑えられます。
- ⑵ オキシトシンは授乳開始から30 分後に血中濃度が上昇する。オキシトシンは吸啜の刺激で数十秒から数分のうちに上昇します。30分後ではありません。
- ⑶ 授乳回数が多いほどプロラクチンの血中濃度が上昇する。吸啜の刺激で分泌されるため、授乳回数が多いほど血中濃度が高く保たれます。
- ⑷ 新生児との接触でプロゲステロンが上昇する。プロゲステロンは胎盤の娩出後に急激に低下します。接触で上昇するものではありません。
- ⑸ エストロゲンは乳汁産生を促進する。エストロゲンは乳汁産生を抑える方向に働きます。促進するのはプロラクチンです。
解説
正解は⑶です。児が乳頭を吸うと、その刺激が下垂体前葉に伝わってプロラクチンが分泌され、乳汁がつくられます。授乳の回数が多いほど血中濃度は高く保たれるため、頻回の授乳が乳汁分泌の確立につながります。オキシトシンは吸啜の刺激で数十秒から数分のうちに上昇し、射乳を起こします。プロラクチンはゴナドトロピン放出ホルモンの分泌を抑えるため授乳中は排卵が抑えられ、エストロゲンは乳汁産生を抑える方向に働きます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成