A さん(32 歳、初産婦)は、双胎妊娠で、妊娠38 週1 日に帝王切開術で出産…
A さん(32 歳、初産婦)は、双胎妊娠で、妊娠38 週1 日に帝王切開術で出産した。両児とも男児で、第1 子2,590 g、第2 子2,670 g で、出生後の経過は良好である。産褥6 日、A さんの乳汁分泌量は増えてきており、両児に直接授乳している。「退院後は夫と2 人で育児をする予定ですが、育児に自信がありません」と助産師に話した。A さんへの退院支援で正しいのはどれか。
- ⑴ 児は1 人ずつ順番に退院する。両児とも経過は良好で、そろって退院できます。順番に退院する必要はありません。
- ⑵ 人工乳に変更することを勧める。乳汁分泌は増えており直接授乳もできています。人工乳へ変える理由はありません。
- ⑶ 児それぞれの授乳のリズムに合わせた授乳を勧める。別々のリズムに合わせると母親の休息が取れません。時間を合わせる方が負担が軽くなります。
- ⑷ 入院中に夫がA さんとともに両児の育児を経験できるようにする。退院後に育児を担う夫が入院中に経験を積むことが、生活を支える力になります。
解説
正解は⑷です。双胎の育児は授乳や世話の負担が大きく、退院後は夫と2人で担う予定であるため、入院中に夫がAさんとともに両児の世話を経験しておくことが、退院後の生活を支える力になります。自信がないという訴えにも応える支援です。双胎でも両児がそろって退院でき、乳汁分泌は増えているため人工乳へ変える必要はありません。授乳は生活リズムを整えるため、できるだけ時間を合わせて行う方が負担が軽くなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成