乳癌の診断を受けた完全母乳栄養で育児中の母親に対する授乳指導で正しいのはどれか。
乳癌の診断を受けた完全母乳栄養で育児中の母親に対する授乳指導で正しいのはどれか。
- ⑴ 内分泌療法中でも授乳が可能である。内分泌療法の薬剤は母乳へ移行するため、治療中の授乳はできません。
- ⑵ 授乳を継続することで乳癌の進展が抑えられる。授乳を続けることで乳癌の進展が抑えられるという根拠はありません。
- ⑶ 治療中は授乳を中止すれば体力の消耗が抑えられる。授乳の中止が体力の消耗を抑えるとはいえず、中止の理由にはなりません。
- ⑷ 放射線照射後でも健側の乳房からは授乳が可能である。照射していない健側は機能が保たれており、授乳を続けられます。
解説
正解は⑷です。乳房への放射線照射を受けた側は乳汁の分泌が減りますが、照射していない健側からは授乳を続けられます。乳癌そのものが母乳を通じて児に移ることはありません。一方、タモキシフェンなどの内分泌療法や化学療法を行っている間は、薬剤が母乳へ移行するため授乳はできません。授乳を続けることで乳癌の進展が抑えられるという根拠はなく、授乳の中止が体力の消耗を抑えるともいえません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成