このときのA さんのアセスメントで正しいのはどれか。
次の文を読み51、52 の問いに答えよ。A さん(28 歳、1 回経産婦)は既往歴、家族歴ともに特記すべきことはない。妊娠11 週0 日に妊婦健康診査のため産婦人科を受診した。身長155 cm、体重40.3 kg(非妊時体重40 kg)で2 週前から300 g 増加している。血圧100/68 mmHg、下肢の浮腫(-)、尿蛋白(-)、尿糖(-)、尿ケトン体(-)、胎児心拍動を確認している。A さんは助産師に「何か食べていないと気持ち悪くなります。そうめんとオレンジばかり食べています。水分は無糖の炭酸飲料で摂っています」と話す。
このときのA さんのアセスメントで正しいのはどれか。
- ⑴ 嗜好の変化は生理的である。つわりに伴う一時的な変化で、多くの妊婦にみられます。
- ⑵ 制吐薬の点滴静脈内注射が必要である。尿ケトン体は陰性で脱水もなく、点滴が必要な状態ではありません。
- ⑶ 栄養バランスの偏りは胎児の発育に影響する。この時期の一時的な偏りが、胎児の発育に影響することはありません。
- ⑷ この時期の体重増加は母体の心臓に過度な負荷をかける。2週間で300 gの増加が、心臓の負担になることはありません。
解説
正解は⑴です。妊娠初期に特定の食べ物ばかり欲しくなったり、空腹で気持ち悪くなったりするのは、つわりに伴う生理的な変化です。尿ケトン体は陰性で体重も2週間で300 g増えており、脱水も栄養障害も起きていません。制吐薬の点滴が必要な状態ではなく、この時期の一時的な偏りが胎児の発育に影響することもありません。300 gの増加が心臓に負担をかけることもなく、食べられる物を食べてよいと伝えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成