ソクマル助産師

退院2 週、A さんから「昨夜から左のおっぱいが痛いです。朝食後、急に寒気がして…

次の文を読み42~44 の問いに答えよ。A さん(31 歳、1 回経産婦)は既往歴に特記すべきことはない。妊娠経過は順調であった。妊娠38 週6 日に陣痛発来し、2 時に入院した。分娩第2 期遷延のためオキシトシンを用いて陣痛を促進し、23 時に2,980 g の男児を出産した。Apgar〈アプガー〉スコアは1 分後、5 分後ともに9 点であった。分娩所要時間22 時間、分娩時出血量450 mL、会陰裂傷Ⅱ度、分娩後2 時間の母児の経過は良好であった。
退院2 週、A さんから「昨夜から左のおっぱいが痛いです。朝食後、急に寒気がして熱を測ったら38.6 ℃ありました」と病院に電話があり、母乳外来を受診するよう勧めた。30 分後、A さんは夫に付き添われて来院した。このときの観察項目で優先度が高いのはどれか。

解説

正解は⑷です。片側の乳房の痛みに悪寒と38.6 ℃の発熱が加わった経過は乳腺炎を強く疑わせます。乳汁がたまって排出されない部分が硬結として触れるため、硬結の有無と場所をまず確かめ、そこを圧迫しない授乳の仕方や排乳の方法につなげます。乳頭亀裂は細菌の入口として大切ですが硬結の確認が先です。外傷、副乳、乳房の大きさの左右差は、この場面での優先度が下がります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成

この回を通して解く

同じ単元の問題