助産師が産後の生活について話を聞くと、A さんは「出産してからB がまとわりつい…
次の文を読み50~52 の問いに答えよ。A さん(35 歳、経産婦、会社員)は3,000 g の男児を正常分娩で出産した。会社員の夫とB ちゃん(2 歳2 か月、長女)の4 人暮らし。助産師は保健センターから新生児訪問事業の委託を受けて、生後21 日に訪問した。
助産師が産後の生活について話を聞くと、A さんは「出産してからB がまとわりついてきます。赤ちゃん返りだと分かっているのですが言うことを聞かないときもあって困ってしまいます」と話した。助産師はA さんの話を傾聴して思いを受け止め、育児を頑張っていることをねぎらった。その後のA さんへの助言で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「B ちゃんにどうしてほしいか聞いてみましょう」2歳の子どもは、自分の気持ちを言葉で説明することがまだ難しい時期です。
- ⑵ 「B ちゃんと一緒に赤ちゃんのお世話をしましょう」世話を手伝わせると、上の子に我慢を重ねさせることになります。
- ⑶ 「赤ちゃんが寝ているときにB ちゃんと遊びましょう」母親を独り占めできる時間をつくることが、不安を和らげます。
- ⑷ 「B ちゃんが言うことを聞かないときは分かりやすい言葉で注意しましょう」言い方を工夫しても、関心を求める不安そのものは和らぎません。
解説
正解は⑶です。上の子の赤ちゃん返りは、親の関心が下の子に向いたことへの不安から起こります。求めているのは母親を独り占めできる時間ですので、赤ちゃんが寝ている間にBちゃんと関わる時間をつくることが、最も効果のある助言になります。2歳の子に希望を尋ねても言葉にできず、世話を手伝わせることは我慢を重ねさせます。注意を工夫するだけでは、不安そのものは和らぎません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成