新生児への授乳状況について助産師が確認すると、A さんは「この子は1 回の授乳に…
次の文を読み50~52 の問いに答えよ。A さん(35 歳、経産婦、会社員)は3,000 g の男児を正常分娩で出産した。会社員の夫とB ちゃん(2 歳2 か月、長女)の4 人暮らし。助産師は保健センターから新生児訪問事業の委託を受けて、生後21 日に訪問した。
新生児への授乳状況について助産師が確認すると、A さんは「この子は1 回の授乳に40 分から1 時間かかっています。長女のときは母乳でしたが、今回は無理でしょうか」と話した。現在まで人工乳の補足は行っていない。児の体重増加は30 g/日である。A さんの母乳栄養の状況で優先して観察する項目はどれか。
- ⑴ 授乳時の姿勢抱き方と含ませ方が合っているかが、授乳に時間がかかる主な原因です。
- ⑵ 乳房のタイプ乳房のタイプは分泌に関わりますが、量は足りているため優先しません。
- ⑶ 水分摂取量水分摂取量も分泌に関わる要素で、この場面では優先度が下がります。
- ⑷ 食事内容食事内容の確認は必要ですが、今の課題には直接結びつきません。
解説
正解は⑴です。体重が1日30 gずつ増えているので母乳の量は足りており、問題は1回の授乳に40分から1時間かかっていることです。時間がかかる背景として多いのは、抱き方と含ませ方が合っておらず、児が効率よく飲めていないことですので、授乳時の姿勢をまず観察します。乳房のタイプ、水分摂取量、食事内容は母乳の分泌に関わりますが、量は足りているため優先順位は下がります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成