A さんの無月経の原因で考えられるのはどれか。
次の文を読み41~43 の問いに答えよ。A さん(25 歳、未婚)は初経が11 歳で、半年前からの無月経を主訴に婦人科医院を受診した。妊娠の可能性はない。ホルモン検査は、プロゲスチン投与で消退出血なし、エストロゲンとプロゲスチンを投与した後に消退出血あり、卵胞刺激ホルモン〈FSH〉正常値、黄体化ホルモン〈LH〉低値、ゴナドトロピン放出ホルモン〈GnRH〉負荷試験に反応ありという結果であった。
A さんの無月経の原因で考えられるのはどれか。
- ⑴ 処女膜閉鎖処女膜閉鎖では月経血が出られず、周期的な腹痛を伴います。
- ⑵ 子宮性無月経エストロゲンを加えて出血があるため、子宮内膜は反応できています。
- ⑶ 下垂体性無月経負荷試験に反応があることから、下垂体は働いていると分かります。
- ⑷ 視床下部性無月経下垂体が働いているのに黄体化ホルモンが低く、上位の機能低下を示します。
- ⑸ 早発卵巣機能不全早発卵巣機能不全では卵胞刺激ホルモンが高値になります。
解説
正解は⑷です。プロゲスチンだけでは消退出血がなく、エストロゲンを加えると出血したことから、子宮内膜は反応できるがエストロゲンが不足していると分かります。つまり子宮性ではありません。卵胞刺激ホルモンが正常で黄体化ホルモンが低く、ゴナドトロピン放出ホルモンの負荷に反応があるので、下垂体は働いており、その上位にある視床下部の機能低下が原因と考えられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成