A さん(38 歳、初産婦)は妊娠40 週3 日、1 時に陣痛発来し3 時に入院…
A さん(38 歳、初産婦)は妊娠40 週3 日、1 時に陣痛発来し3 時に入院した。入院8 時間後、陣痛間欠4 ~5 分、陣痛発作50 秒、子宮口5 cm 開大、展退度80 %、Station ±0。朝食は食べられなかった。A さんは、全身に力が入っている様子で「昨日も眠れていないし、これ以上長引くのは耐えられない」と訴えた。このときの助産師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 陣痛間欠時にリラックスを促す。間欠時に力を抜いて休むことが、体力の回復と分娩の進行を助けます。
- ⑵ 高年初産では時間がかかることを伝える。年齢を理由に時間がかかると伝えることは、不安をいっそう強めます。
- ⑶ 陣痛促進薬を使用する適応であると話す。陣痛促進薬の適応を判断するのは医師であり、助産師が話すことではありません。
- ⑷ 初産婦の分娩所要時間には達していないことを説明する。つらさを受け止めないまま我慢を求める説明になってしまいます。
解説
正解は⑴です。Aさんは眠れず食事もとれないまま8時間が経ち、全身に力が入って疲れ果てています。まずは陣痛の間欠時に身体の力を抜けるよう促し、休息と体力の回復につなげることが必要です。年齢を理由に時間がかかると伝えることは不安を強め、まだ所要時間に達していないという説明も、つらさを受け止めないまま我慢を求めることになります。陣痛促進薬の適応を判断するのは助産師の役割ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成