正常妊娠に伴う肺機能の変化で非妊時に比べ妊娠後期に減少するのはどれか。
正常妊娠に伴う肺機能の変化で非妊時に比べ妊娠後期に減少するのはどれか。
- ⑴ 肺活量肺活量は肋骨が外側へ広がることで保たれ、ほぼ変わりません。
- ⑵ 1 回換気量1回換気量はプロゲステロンの働きで増加します。
- ⑶ 最大吸気量最大吸気量もほぼ変わらないか、むしろわずかに増えます。
- ⑷ 機能的残気量横隔膜が押し上げられて胸腔の容積が減るため、2割ほど減少します。
解説
正解は⑷です。妊娠が進むと大きくなった子宮に横隔膜が押し上げられ、胸腔の容積が減るため、呼気の終わりに肺に残る空気の量である機能的残気量が2割ほど減ります。一方、プロゲステロンの働きで呼吸中枢の感受性が高まり、1回換気量と分時換気量は増えます。肺活量と最大吸気量は肋骨が外側へ広がることで保たれ、ほぼ変わりません。減るのは機能的残気量だけである点が要点です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成