胎児の胎位胎向で正しいのはどれか。
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。A さん(29 歳、経産婦)は妊娠38 週0日。不規則な子宮収縮を主訴に午後2時に来院した。妊娠経過は良好であった。児の推定体重は3,400 g。胎児心拍数陣痛図では陣痛間欠8分、発作40 秒。胎児心拍数基線140 bpm、基線細変動は正常で、一過性頻脈があり、一過性徐脈は出現していない。血性分泌物はない。陣痛開始しており入院となった。胎児心音は、母体の右側、臍棘線上中央で聴取できた。内診所見は、子宮口5cm 開大、展退度50 %、Station −1。矢状縫合は横径に一致し、小泉門は9時方向、同じ高さで大泉門が3時方向に触知できた。
胎児の胎位胎向で正しいのはどれか。
- ⑴ 第1後頭位心音が右側で聴取されるため、第1胎向ではありません。
- ⑵ 第1前頭位前頭位は正しいものの、胎向が第1ではありません。
- ⑶ 第2後頭位大小の泉門が同じ高さにあり、後頭位ではありません。
- ⑷ 第2前頭位右側での心音聴取と反屈した児頭から、第2前頭位と判断します。
解説
正解は⑷です。胎児心音が母体の右側で聴取されることから第2胎向、臍棘線上で聴取されるため頭位です。内診で小泉門が9時方向、大泉門が3時方向と同じ高さに触れることは、児頭が反屈していることを示し前頭位にあたります。したがって第2前頭位と判断されます。小泉門だけが先進していれば後頭位になります。心音の聴取部位と泉門の位置を合わせて考えることが、胎位胎向の判断の基本です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成