胎児期の性器形成で正しいのはどれか。
胎児期の性器形成で正しいのはどれか。
- ⑴ 男女ともにSRY 遺伝子を持つ。SRY遺伝子はY染色体にあり、男児だけが持ちます。
- ⑵ 尿生殖溝の癒合にはアンドロゲンが関わる。アンドロゲンの作用で尿生殖溝が癒合し、男性外性器が作られます。
- ⑶ Müller〈ミュラー〉管が精巣上体に分化する。精巣上体に分化するのはウォルフ管です。
- ⑷ 卵管、子宮および腟は妊娠22 週ころに形成される。卵管・子宮・腟上部は、妊娠12週ころまでに形成されます。
- ⑸ Wolff〈ウォルフ〉管の癒合部分が子宮の一部になる。子宮の一部になるのはミュラー管の癒合部分です。
解説
正解は⑵です。外性器は男女で共通の原基から分かれ、精巣から分泌されるアンドロゲンの作用によって尿生殖溝が癒合して陰茎と陰囊が作られます。SRY遺伝子はY染色体にあるため男児だけが持ち、ミュラー管は子宮・卵管・腟上部に分化します。ウォルフ管は精巣上体や精管となり、女性では退縮していきます。男女の性器は共通の原基から分かれるという流れを押さえると整理しやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成