A さん(22 歳、初産婦)は妊娠41 週2日で陣痛発来し、分娩所要時間18 時…
A さん(22 歳、初産婦)は妊娠41 週2日で陣痛発来し、分娩所要時間18 時間で体重3,950 g の女児を出産した。会陰裂傷第2度、分娩時出血量は350 mL。分娩後2時間で、子宮底の高さは臍下2横指で硬く触れた。A さんが尿意を訴えたためトイレ歩行を試みると、恥骨部に強い痛みを訴えて歩行できず、車椅子で帰室した。帰室後のA さんへの助産師の説明で正しいのはどれか。
- ⑴ 「初めての歩行のときに生じる一時的な痛みです」歩けないほどの痛みであり、一時的なものとは言えません。
- ⑵ 「骨盤ベルトの装着をしましょう」骨盤を安定させることで痛みが和らぎ、動きやすくなります。
- ⑶ 「産後の子宮収縮に伴う痛みです」後陣痛は下腹部の痛みで、恥骨部の痛みとは異なります。
- ⑷ 「母乳栄養は中止しましょう」恥骨結合離開があっても、母乳栄養は続けられます。
解説
正解は⑵です。3,950gの児を18時間かけて分娩したあと、歩こうとすると恥骨部に強い痛みが出て歩けない状態は、恥骨結合離開を疑わせます。骨盤ベルトで骨盤を安定させることで痛みが和らぎ、動きやすくなります。一時的な痛みと片づけることはできず、後陣痛とは部位が異なり、母乳栄養を中止する理由もありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成