胃管挿入の手技として正しいのはどれか。2つ選べ。
次の文を読み44〜46 の問いに答えよ。A さん(38 歳、初産婦)は妊娠40 週3日。胎児心拍数陣痛図で変動一過性徐脈を認め、吸引分娩で3,800 g の男児を出生した。出生直後の児は、啼泣がなく、筋緊張は低下し、羊水混濁は認めなかった。直ちに蘇生を行った。バッグ・マスク換気による人工呼吸を継続していたところ、上腹部の腹部膨満を認めたため、胃管を挿入することとした。
胃管挿入の手技として正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 鼻から挿入する。新生児は鼻呼吸が主体のため、口から挿入します。
- ⑵ 胃管を自然開放する。自然開放によって胃内のガスを逃がし、膨満を和らげます。
- ⑶ 4Fr の胃管を選択する。4Frでは細すぎ、新生児では5〜8Frを用います。
- ⑷ 胃内容物の吸引を避ける。胃内容物の吸引は、位置を確かめるために必要です。
- ⑸ 鼻の付け根から外耳孔までの長さと外耳孔から剣状突起と臍の中間までの長さを足した長さを挿入する。この長さが、新生児の胃管挿入の目安になります。
解説
正解は⑵と⑸です。胃管は自然開放して胃内のガスを逃がすことで腹部膨満を和らげます。挿入の長さは、鼻の付け根から外耳孔、さらに外耳孔から剣状突起と臍の中間までを足した長さを目安とします。新生児では口から挿入して鼻呼吸を妨げないようにし、太さは5〜8Fr、挿入後は胃内容物を吸引して位置を確かめます。挿入後は胃内容物の吸引と気泡音で位置を確かめてから、固定して自然開放にします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成