A さん(31 歳、既婚)。妊娠歴なし。会社の子宮頸がん検診で細胞診異常の指摘を…
A さん(31 歳、既婚)。妊娠歴なし。会社の子宮頸がん検診で細胞診異常の指摘を受けた。その後、挙児希望があり、婦人科外来を受診した。子宮頸部組織検査で軽度異形成(CIN1)、ヒトパピローマウイルス〈HPV〉核酸検査で16 型陽性であった。助産師の説明で正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 「出産後には自然治癒します」出産によって自然に治るわけではありません。
- ⑵ 「定期的に産婦人科に通院しましょう」進行しやすい型であり、定期的な経過観察が必要です。
- ⑶ 「妊娠のためには人工授精が必要です」不妊ではないため、人工授精は必要ありません。
- ⑷ 「頸部病変の悪化がなければ妊娠することができます」病変が悪化していなければ、妊娠や出産は可能です。
- ⑸ 「すぐに子宮頸癌のワクチンの接種を受けてください」妊娠を望む時期の接種は推奨されていません。
解説
正解は⑵と⑷です。軽度異形成の多くは自然に消えますが、HPV16型は進行しやすい型のため定期的な通院で経過をみる必要があります。また病変が悪化していなければ妊娠や出産は可能です。出産で自然治癒するわけではなく、妊娠を望む時期のワクチン接種は推奨されず、不妊でもないため人工授精は必要ありません。HPVの型と細胞診の結果を踏まえ、通院の間隔を決めて経過をみていきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成