妊娠分娩経過に問題なく、経腟分娩で出生した正期産新生児の感染予防対策として正しい…
妊娠分娩経過に問題なく、経腟分娩で出生した正期産新生児の感染予防対策として正しいのはどれか。
- ⑴ 出生直後に胎脂を拭い取る。胎脂は皮膚を守る働きがあり、拭き取りません。
- ⑵ 出生直後に抗菌薬の点眼を行う。産道感染による新生児結膜炎を防ぐために行います。
- ⑶ 生後1時間以内に初回の沐浴を行う。初回の沐浴は、体温が安定してから行います。
- ⑷ 臍帯断端をポビドンヨードで消毒する。臍帯断端は乾燥させることが基本で、消毒薬は用いません。
- ⑸ 早期母子接触時に母親に手袋を装着させる。母子の肌の触れ合いが目的であり、手袋は使いません。
解説
正解は⑵です。産道を通る際の淋菌やクラミジアによる新生児結膜炎を防ぐため、出生直後に抗菌薬の点眼を行います。胎脂は皮膚を守る働きがあるため拭き取らず、初回の沐浴は体温が安定してから行います。臍帯断端は乾燥させることが基本で消毒薬は用いず、早期母子接触で母親が手袋をつける必要もありません。近年は耐性菌への配慮から点眼を省く施設もありますが、国家試験では原則で考えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成