診察室でA さんは「部活の練習は楽しいです。先輩たちはみなスタイルがよく、太りた…
次の文を読み54、55 の問いに答えよ。A さん(16 歳、女子)。高校1年生の1月に月経異常を主訴に母親と産婦人科を受診した。現病歴:4か月前(9月頃)から月経がない。月経歴:初経13 歳、1年前までの月経周期27 日、期間4〜5日。既往歴:なし。生活歴:高校入学後憧れていた新体操部に入部し、試合のメンバーに選ばれることを目標に早朝と放課後に練習を続けている。学校の欠席はない。朝夕の食事は家族と摂り、昼食は学生食堂を利用している。家族歴:父、42 歳、会社員、健康。母、40 歳、会社員、健康。妹、13 歳、中学1年生、健康。身体所見:第二次性徴の発現年齢は正常。身長160 cm、体重41 kg(高校入学時から10 kg 減少)。妊娠反応陰性。
診察室でA さんは「部活の練習は楽しいです。先輩たちはみなスタイルがよく、太りたくないので食事の量を減らしています」と話した。A さんの月経異常の要因をアセスメントするために最も重要な情報はどれか。
- ⑴ 現在のボディイメージ痩せていたいという思いが、食事制限の背景にあります。
- ⑵ 部活動の人間関係関わる可能性はありますが、優先度は下がります。
- ⑶ 部活動の日数運動量の把握も必要ですが、最も重要ではありません。
- ⑷ 睡眠時間睡眠の状況も参考になりますが、優先度は下がります。
解説
正解は⑴です。10kgの体重減少と食事量を減らしている事実から体重減少性無月経が考えられますが、その背景には痩せていたいという思いがあります。本人が自分の体をどう感じているかを確かめることで、摂食障害の可能性も含めて支援の方向を決められます。部活動の内容や睡眠時間も関わりますが、優先度は下がります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成