分娩後5時間。体温37.4 ℃、脈拍88/分、血圧100/74 mmHg。子宮底…
次の文を読み45〜47 の問いに答えよ。A さん(32 歳、初産婦)。妊娠経過は順調であった。妊娠39 週5日で3,420 g の女児を吸引分娩で出産した。分娩所要時間20 時間50 分、破水から分娩までの所要時間1 時間30 分。分娩時出血量450 mL。正中側切開術が施行された。
分娩後5時間。体温37.4 ℃、脈拍88/分、血圧100/74 mmHg。子宮底の高さ臍高、子宮底は硬く触れる。赤色悪露中等量、後陣痛軽度。会陰縫合部の発赤(−)、腫脹軽度、発汗がみられ、口渇を訴える。この時点のA さんのアセスメントで適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 口渇は耐糖能の異常によるものである。口渇は、分娩による水分の喪失で説明できます。
- ⑵ 出血多量による頻脈がみられている。脈拍88/分は正常範囲で、頻脈ではありません。
- ⑶ 自然に正常体温に戻る可能性が高い。分娩による一時的な上昇で、自然に戻ることが多くなります。
- ⑷ 会陰縫合部の感染が疑われる。発赤はなく、感染を示す所見はありません。
- ⑸ 子宮復古は良好である。子宮底が臍高で硬く触れ、復古は良好です。
解説
正解は⑶と⑸です。分娩後の一時的な体温上昇は、分娩による消耗や脱水によるもので、37.4℃であれば自然に戻ることが多くみられます。子宮底が臍高で硬く触れ後陣痛も軽度であることから、子宮復古は良好と判断できます。口渇と発汗は水分喪失によるもので、脈拍88/分は正常範囲、縫合部に感染の所見もありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成