胎児心拍数150 bpm、下腹部痛の自覚なし。診察後に絨毛膜下血腫を指摘され、医…
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。A さん(36 歳、初妊婦、会社員)。現在、妊娠14 週3日。昨夜、少量の性器出血があったため、家族とともに外来受診した。身長165 cm、体重57.0 kg(非妊時体重56.5 kg)。血圧126/68 mmHg。Hb 11.5 g/dL、Ht 33.2 %。尿蛋白(−)、尿糖(−)。下肢浮腫(−)、下肢に静脈瘤を認めるが痛みはない。既往歴は特にない。
胎児心拍数150 bpm、下腹部痛の自覚なし。診察後に絨毛膜下血腫を指摘され、医師からなるべく安静にするように言われた。A さんは「安静の必要性について上司にどのように伝えればいいですか」と助産師に相談した。A さんへの助産師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 家族から説明してもらうように提案する。家族からの説明では、職場での措置の根拠になりません。
- ⑵ 助産師が上司に電話で説明することを伝える。助産師が直接事業主へ説明する仕組みではありません。
- ⑶ 母子健康手帳を使って説明するように伝える。母子健康手帳は、職場への指示の根拠になりません。
- ⑷ 母性健康管理指導事項連絡カードの利用を提案する。事業主が措置を講じる義務を負う、制度上の書類です。
解説
正解は⑷です。母性健康管理指導事項連絡カードは、医師や助産師が必要な措置を記載して事業主に伝えるための書類で、男女雇用機会均等法に基づき事業主はその内容に応じた措置を講じる義務を負います。家族から伝えることや助産師が電話で説明することは制度に沿わず、母子健康手帳は職場への指示の根拠になりません。制度を知らせることが、働きながら妊娠を続けるための支援になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成