妊娠による母体の生理学的変化で正しいのはどれか。2つ選べ。
妊娠による母体の生理学的変化で正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 血清アルブミン値は上昇する。血液が希釈され、血清アルブミン値は低下します。
- ⑵ 血中尿素窒素は低下する。糸球体濾過率が増えるため、血中尿素窒素は低下します。
- ⑶ 凝固機能が抑制される。凝固因子が増え、血液は固まりやすくなります。
- ⑷ 心拍出量が増える。循環血液量の増加に伴い、心拍出量も増えます。
- ⑸ 腹式呼吸になる。子宮が大きくなるため、呼吸は胸式へと変わります。
解説
正解は⑵と⑷です。妊娠中は糸球体濾過率が増えるため血中尿素窒素やクレアチニンは低下し、循環血液量の増加に伴って心拍出量も3〜5割増えます。血液が希釈されて血清アルブミン値は低下し、凝固因子が増えて血液は固まりやすくなります。子宮が大きくなるため呼吸は腹式から胸式へと変わっていきます。妊娠による変化を知っておくことが、異常を見分ける前提になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成