胎児期における男性化の性分化で正しいのはどれか。2つ選べ。
胎児期における男性化の性分化で正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ ウォルフ管が退縮する。男性ではウォルフ管が発達し、退縮するのはミューラー管です。
- ⑵ SRY 遺伝子の発現が必要である。この遺伝子の発現により、生殖腺が精巣になります。
- ⑶ アンドロゲン作用が抑制されている。アンドロゲンの作用が必要であり、抑制されていません。
- ⑷ 抗ミューラー管ホルモンが作用する。ミューラー管を退縮させる働きを担います。
- ⑸ 外性器の形成は胎生2か月で完了する。外性器の形成が完了するのは胎生3か月末ころです。
解説
正解は⑵と⑷です。男性化の性分化では、Y染色体上のSRY遺伝子が発現して未分化な生殖腺が精巣になり、精巣から出る抗ミューラー管ホルモンがミューラー管を退縮させます。あわせてアンドロゲンが作用してウォルフ管が発達し、男性の内性器が作られます。外性器の形成が完了するのは胎生3か月末ころです。性分化の過程は、遺伝子・生殖腺・内性器・外性器の順に整理すると分かりやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成