流産を繰り返している夫婦の原因検索を行ったところ、均衡型転座が確認された。この夫…
流産を繰り返している夫婦の原因検索を行ったところ、均衡型転座が確認された。この夫婦に対する次回の妊娠での流産再発率を低減させる治療法はどれか。
- ⑴ 免疫グロブリン療法免疫学的な原因に対して検討される治療です。
- ⑵ 夫のリンパ球免疫療法有効性が確認されておらず、現在は行われません。
- ⑶ 着床前診断後の胚移植不均衡のない胚を選んで移植し、流産率を下げられます。
- ⑷ 低用量アスピリン療法抗リン脂質抗体症候群に対して用いる治療です。
- ⑸ プロゲステロン補充療法黄体機能不全に対して検討される治療です。
解説
正解は⑶です。夫婦のいずれかに均衡型転座があると、受精卵に不均衡型の染色体異常が生じて流産を繰り返します。着床前診断で染色体の構成を調べ、不均衡のない胚を選んで移植することで流産率を下げられます。免疫グロブリン療法やリンパ球免疫療法、アスピリン療法、プロゲステロン補充は別の原因への治療になります。着床前診断は施設と適応が限られるため、遺伝カウンセリングを経て検討します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成