妊娠30 週。血圧150/95 mmHg、尿蛋白+、胎児推定体重は1,650 g…
次の文を読み52、53 の問いに答えよ。A さん(23 歳、初妊婦)。妊娠16 週。1人暮らしでパートナーとは未入籍である。昨年度はアルバイトで年収は約180 万円であったが、4か月前から運送会社の正社員として宅配便の配送ドライバーとして働いている。A さんは「妊娠したことはうれしい」と言い、妊婦健康診査は適切な間隔で受診している。今回の妊婦健康診査で、経過は順調であると確認された。A さんは「体調は良いですが、重い荷物を運ぶのが不安になってきました」という。
妊娠30 週。血圧150/95 mmHg、尿蛋白+、胎児推定体重は1,650 g。入院して治療をすることになった。パートナーとの入籍や同居の予定は未定である。A さんから、入院費の支払いに不安があると助産師に申し出があった。このため、地区担当保健師に相談したところ、療養援護の助成を受けられることになった。A さんが療養援護の助成を受けられることになった理由はどれか。2つ選べ。
- ⑴ 昨年度の年収額世帯の所得が一定の基準以下であることが要件になります。
- ⑵ 胎児発育不全〈FGR〉胎児発育不全は、助成の対象疾患に含まれていません。
- ⑶ 妊娠高血圧症候群助成の対象となる疾患として定められています。
- ⑷ 1人暮らし一人暮らしであることは、要件に含まれていません。
- ⑸ 未入籍婚姻の有無は、助成の要件とは関係しません。
解説
正解は⑴と⑶です。妊娠高血圧症候群等療養援護費は、妊娠高血圧症候群などで入院して治療を受ける妊婦のうち、世帯の所得が一定の基準以下である場合に、入院費の一部を助成する制度です。したがって診断名と前年度の収入が助成の根拠になります。胎児発育不全や一人暮らし、未入籍は要件に含まれていません。地区担当の保健師と連携し、申請の手続きを具体的に案内していきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成