新生児蘇生法ガイドライン2015 に基づく児の蘇生の準備で適切なのはどれか。
次の文を読み50、51 の問いに答えよ。A さん(32 歳、初産婦)。病院の産婦人科で、妊婦健康診査を受けていた。合併症はなく、妊娠経過および胎児の発育は順調であった。既往歴に特記すべきことはない。妊娠40 週3日、自宅で陣痛発来および破水を認めたため、産婦人科病棟に入院した。胎児推定体重は3,400 g。羊水混濁は認めない。子宮口が全開大後、胎児心拍数陣痛図にて高度遅発一過性徐脈を認めたため、吸引分娩による急速遂娩を行うこととなった。
新生児蘇生法ガイドライン2015 に基づく児の蘇生の準備で適切なのはどれか。
- ⑴ 吸引器の陰圧を20 kPa に設定する。吸引器の陰圧は13kPa以下に設定します。
- ⑵ 6Fr の吸引カテーテルを準備する。吸引カテーテルは8から10Frを用います。
- ⑶ 内径4.5 mm の気管チューブを準備する。気管チューブは体重に応じて2.5から3.5mmを選びます。
- ⑷ 人工呼吸用ブレンダーの酸素濃度を21 % に設定する。正期産児では、空気すなわち21%で開始します。
- ⑸ T ピース蘇生装置の呼気終末陽圧〈PEEP〉を8cmH2O に設定する。PEEPは5cmH2Oに設定します。
解説
正解は⑷です。新生児蘇生法ガイドライン2015では、正期産児の人工呼吸は空気、すなわち酸素濃度21%で開始することとされています。吸引器の陰圧は13kPa以下、吸引カテーテルは8から10Fr、気管チューブは体重に応じて2.5から3.5mm、Tピース蘇生装置のPEEPは5cmH2Oに設定します。物品の設定値は数字で問われやすいため、正確に覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成