A さんは妊娠12 週で、妊婦健康診査を受診した。体重50.0 kg、血圧94/…
次の文を読み48、49 の問いに答えよ。A さん(35 歳、経妊婦)。妊娠8週。身長158 cm、体重49 kg(非妊時体重52 kg)。妊婦健康診査を受診した。妊婦健康診査で、体温37.5 ℃、血圧92/64 mmHg、尿蛋白(−)、尿糖(−)、尿ケトン体2+。2週前から嘔気が出現し、1週前から一日中嘔吐が続いており、水分は一口程度であれば摂取できるが、食事はほとんど摂取できていない状況である。A さんは、「前回の妊娠の時と違って、こんなに吐いてばかりで赤ちゃんは大丈夫でしょうか。不安です」と話している。
A さんは妊娠12 週で、妊婦健康診査を受診した。体重50.0 kg、血圧94/60mmHg、尿蛋白(−)、尿糖(−)、尿ケトン体(±)。嘔吐は軽減してきたが嘔気は持続している。「1日3食頑張って食べようと努力していますが、ご飯を一口食べると吐いてしまいます。どうすれば食べられるようになるでしょうか」と話している。助産師が行う食事指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 「食べられるときに好きなものを食べましょう」無理をせず、食べられるものを少しずつ摂ることが基本です。
- ⑵ 「1日2,000 kcal を目標に食べましょう」目標を課すことは、かえって負担になってしまいます。
- ⑶ 「水分を摂るように心がけましょう」脱水を防ぐため、こまめに摂るよう勧めます。
- ⑷ 「お腹が空いてから食べましょう」空腹は嘔気を強めるため、待つ必要はありません。
- ⑸ 「外食は避けましょう」食べられるのであれば、外食を避ける必要はありません。
解説
正解は⑴と⑶です。つわりの時期は無理に三食をそろえようとせず、食べられるときに食べられるものを少しずつ摂ることが基本になります。また脱水を防ぐため、水分をこまめに摂るよう勧めます。エネルギー量の目標を課すことや空腹を待つこと、外食を一律に避けることは、かえって負担を増やしてしまいます。症状は妊娠16週ころまでに治まることが多いと伝え、不安を和らげます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成