日齢4。児の体重は2,490 g で、前日から35 g 増加している。排尿10 …
次の文を読み36〜38 の問いに答えよ。A さん(33 歳、初妊婦)。既往歴や生活歴に特記すべきことはなかったが、妊娠28週頃から高血圧を指摘され、内服薬による治療を受けている。妊娠39 週5日、経腟分娩で男児を出産した。児のApgar〈アプガー〉スコアは1分後8点、5分後9点。児の身体所見:身 長 49.2 cm(50 パーセンタイル)体 重 2,515 g(3パーセンタイル)頭 囲 33.3 cm(50 パーセンタイル)
日齢4。児の体重は2,490 g で、前日から35 g 増加している。排尿10 回/日、排便5回/日、哺乳回数12 回/日、哺乳力は良好だが、1日数回の嘔吐が認められる。経皮的黄疸計値9.5。自動聴性脳幹反応〈AABR〉は両耳とも「パス(反応あり)」であった。A さんからの児に関する訴えで、最も注意すべきなのはどれか。
- ⑴ 「視線が合わない」日齢4では、視線が合わないことは異常ではありません。
- ⑵ 「黄色いうんちが出た」黄色い便は、順調な経過を示す所見です。
- ⑶ 「黄緑色のものを吐いた」胆汁を含んでおり、消化管の通過障害が疑われます。
- ⑷ 「白眼が黄色くなってきた」黄疸計値9.5は、この時期として心配のない範囲です。
- ⑸ 「声をかけても反応してくれない」この時期の反応の乏しさは、異常ではありません。
解説
正解は⑶です。黄緑色の吐物は胆汁を含んでおり、十二指腸より下の消化管が詰まっている可能性を示すため、直ちに医師へ報告する必要があります。黄色い便や体重の増加は順調な経過、白眼の黄染は黄疸ですが経皮的黄疸計値9.5は心配のない範囲です。日齢4では視線が合わないことや反応の乏しさも異常ではありません。吐いたものの色と性状を確かめることが、異常を見分ける鍵になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成