女性において肝周囲炎をきたすのはどれか。
女性において肝周囲炎をきたすのはどれか。
- ⑴ 放線菌放線菌は、骨盤内の慢性の炎症を起こすことがあります。
- ⑵ カンジダ属カンジダは腟炎を起こし、腹腔内には広がりません。
- ⑶ 性器クラミジア腹腔内へ広がり、肝臓の表面に炎症と癒着を起こします。
- ⑷ B 群溶血性レンサ球菌B群溶血性レンサ球菌では、肝周囲炎は起こりません。
- ⑸ ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉HIVは、肝周囲炎を起こす病原体ではありません。
解説
正解は⑶です。性器クラミジアは子宮頸管から卵管を経て腹腔内へ広がり、肝臓の表面に炎症と癒着を起こして右上腹部痛を生じます。これをフィッツ・ヒュー・カーティス症候群といいます。放線菌やカンジダ、B群溶血性レンサ球菌、HIVは、このような肝周囲炎を典型的に起こす病原体ではありません。症状が乏しいまま進むため、検査による早期発見と治療が欠かせません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成