現時点での助産師の対応で適切なのはどれか。
次の文を読み55 の問いに答えよ。自然災害発生後3日。助産師A は被災地に派遣され、避難所に到着した。産褥2週の褥婦B さんから「母乳の出が悪くなった気がする。母乳だけで赤ちゃんは大丈夫でしょうか」と相談を受けた。B さんは妊娠40 週0日で3,200 g の児を出産し、完全母乳育児をしている。乳房トラブルはない。授乳回数は10〜12 回/日。児は体重3,600 g、尿8〜10 回/日、便3、4回/日で、皮膚の色つやはよい。
現時点での助産師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 混合栄養を勧める。母乳は足りており、混合栄養にする必要はありません。
- ⑵ 児をあまり泣かさないよう伝える。泣くことを抑えるよう伝えても、支援になりません。
- ⑶ 現在は母乳で足りていると伝える。足りている事実を伝えることが、不安を和らげます。
- ⑷ 授乳回数を1日10 回未満にすることを提案する。回数を減らすと、かえって分泌が減ってしまいます。
解説
正解は⑶です。授乳回数が1日10〜12回、尿が8〜10回、便も3、4回あり、体重も出生時から増えていることから母乳は足りています。その事実を伝えて安心してもらうことが支援になります。災害時は不安から母乳不足感が生じやすいものの、混合栄養を勧めることや泣かせないよう伝えること、授乳回数を減らす提案は適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成