入院から8時間後、陣痛間欠2〜3分、陣痛発作50 秒、内診所見は子宮口7cm開大…
次の文を読み49、50 の問いに答えよ。A さん(34 歳、初産婦)。妊娠40 週2日。陣痛開始から3時間が経過し、入院した。胎児推定体重は2,650 g、入院時の内診所見は、子宮口4cm 開大、展退度70 %、Station −2、子宮頸管の硬度は軟であった。入院から4時間後、羊水流出を認めた。陣痛間欠4〜5分、陣痛発作40〜50 秒、内診所見は子宮口5cm 開大、展退度80 %、Station −1、子宮頸管の硬度は軟である。先進部は小泉門で11 時方向に触れる。
入院から8時間後、陣痛間欠2〜3分、陣痛発作50 秒、内診所見は子宮口7cm開大、展退度100 %、Station +3、矢状縫合は骨盤横径に一致し、大泉門が触れ小泉門と同じ高さだった。A さんは呼吸が乱れ「痛くて我慢できない」と訴えた。分娩進行の判断で正しいのはどれか。
- ⑴ 過強陣痛である。陣痛間欠2〜3分、発作50秒は適切な強さです。
- ⑵ 第2回旋の異常である。矢状縫合が横径のままで、第2回旋が進んでいません。
- ⑶ 子宮頸管は熟化していない。展退度100%であり、頸管は十分に熟化しています。
- ⑷ 分娩は正常に経過している。回旋の異常があり、正常な経過とは言えません。
解説
正解は⑵です。ステーション+3まで下降しているにもかかわらず、矢状縫合が横径のままで大泉門と小泉門が同じ高さに触れることは、第2回旋が進んでいない低在横定位を示します。陣痛は適切な強さで過強ではなく、展退度100%で頸管は十分に熟化しており、回旋の異常がある以上正常な経過とは言えません。体位の工夫などで回旋を促しながら、進行の経過を注意深く見守ります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成