破水の診断のため追加して行う検査はどれか。
次の文を読み44〜46 の問いに答えよ。A さん(32 歳、初産婦)。これまでの妊娠経過に異常はなかった。妊娠35 週5日。「2、3日前から歩くと時々水が流れるような感じがあったが、尿漏れかと思って様子をみていた。今日になり、量が増えた」との訴えで、夫とともに外来受診した。パットには透明な水様性の帯下があり、悪臭なし。体温38.1 ℃、脈拍88/分、血圧128/76 mmHg。子宮の圧痛はない。胎児心拍数は180 bpm であった。胎児は頭位で胎児推定体重2,400 g、AFI 1.5。腟鏡診では少量の出血が混じった帯下を認めたが、腟円蓋の液体貯留は明らかでなかった。子宮口は閉鎖であった。
破水の診断のため追加して行う検査はどれか。
- ⑴ 血中CRP の測定CRPは感染の指標であり、破水の診断には使えません。
- ⑵ マイクロバブルテストマイクロバブルテストは、肺の成熟度を評価する検査です。
- ⑶ 腟内分泌物顕微鏡検査顕微鏡検査は、細菌の有無を確かめる検査です。
- ⑷ 癌胎児性フィブロネクチンの測定羊水に含まれる物質を調べ、破水を確かめられます。
解説
正解は⑷です。腟円蓋に液体の貯留がはっきりせずBTB試験紙でも判断しにくい場合は、癌胎児性フィブロネクチンなど羊水に含まれる物質を調べる検査で破水を確かめます。血中CRPは感染の指標、マイクロバブルテストは肺の成熟度の評価、腟内分泌物の顕微鏡検査は細菌の確認であり、破水の診断には用いません。複数の検査を組み合わせることで、破水の診断の精度を高められます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成