妊婦の検査所見で、出産後、母乳栄養の中止によって母子感染を減らすことができるのは…
妊婦の検査所見で、出産後、母乳栄養の中止によって母子感染を減らすことができるのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ HBs 抗原陽性ワクチンと免疫グロブリンで予防でき、授乳できます。
- ⑵ HCV 抗体陽性母乳からの感染はまれで、中止の必要はありません。
- ⑶ HIV 抗体陽性母乳中のリンパ球を介して感染するため、中止が有効です。
- ⑷ HTLV-1 抗体陽性母乳を介して感染するため、人工栄養が勧められます。
- ⑸ トキソプラズマIgG 抗体陽性経胎盤感染であり、母乳の中止では防げません。
解説
正解は⑶と⑷です。HIVとHTLV-1はいずれも母乳中のリンパ球を介して児に感染するため、人工栄養にすることで母子感染を減らせます。B型肝炎はワクチンと免疫グロブリンで予防でき、C型肝炎は母乳からの感染はまれです。トキソプラズマは経胎盤感染であり、いずれも母乳の中止で予防できるものではありません。人工栄養を選ぶ場合も、母親の気持ちを受け止めて支えることが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成