産褥7日の褥婦。発熱がみられた。体温38.5 ℃。脈拍88/分。排尿8回/日、排…
産褥7日の褥婦。発熱がみられた。体温38.5 ℃。脈拍88/分。排尿8回/日、排便1回/日。倦怠感を訴えている。乳房は軽度うっ滞しているが、発赤はない。子宮底の高さは恥骨上3横指で柔らかく触れる。赤褐色の悪露が少量みられ、下腹部痛が軽度あるという。会陰切開部の軽度の痛みが続いている。排尿時痛はない。この時点の褥婦の状況で適切なのはどれか。
- ⑴ 産褥子宮内膜炎が疑われる。子宮の復古の遅れと悪露の持続、発熱がそろっています。
- ⑵ うっ滞性乳腺炎が疑われる。発赤がなく、うっ滞性乳腺炎は考えにくくなります。
- ⑶ 頻尿は尿路感染によるものである。排尿時痛がなく、1日8回は正常な回数です。
- ⑷ 会陰切開部の癒合不全が疑われる。痛みは軽度で、癒合不全を示す所見はありません。
- ⑸ 下腹部痛は後陣痛によるものである。後陣痛は、産褥3日ころまでに治まります。
解説
正解は⑴です。産褥7日の38.5℃の発熱に、子宮底が軟らかく赤褐色の悪露が続いていることと下腹部痛が重なっており、産褥子宮内膜炎が疑われます。乳房に発赤はなく乳腺炎は考えにくく、排尿時痛がないため尿路感染も否定的です。会陰切開部の痛みは軽度で癒合不全の所見はなく、後陣痛は産褥3日ころまでに治まります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成