30 歳の経産婦。妊娠37 週5日。身長163 cm、体重66 kg。陣痛発来で…
30 歳の経産婦。妊娠37 週5日。身長163 cm、体重66 kg。陣痛発来で来院した。妊娠経過は順調、胎児推定体重は2,560 g。来院時、努責感はない。陣痛間欠2 分、陣痛発作20 秒、胎児心拍数140 bpm、一過性頻脈を認める。内診所見は、子宮口8cm 開大、Station ±0、子宮頸管の硬度は軟、未破水、先進する小泉門を4 時方向に触れる。この時点の助産師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 側臥位を促す。進行が速く、休息をとりながら経過をみるのに適しています。
- ⑵ 努責を誘導する。子宮口8cmの段階で、努責を誘導してはいけません。
- ⑶ 人工破膜を行う。分娩は順調であり、人工破膜の必要はありません。
- ⑷ 病棟内歩行を促す。進行が速く、歩行を促す必要はありません。
- ⑸ 医師に陣痛促進薬の使用を提案する。陣痛は十分に強く、促進薬は必要ありません。
解説
正解は⑴です。小泉門を4時方向に触れることは第2胎向で回旋が進んでいることを示し、分娩は順調です。経産婦で子宮口8cm開大、陣痛間欠2分と進行が速いため、側臥位で休息をとりながら経過をみます。努責の誘導は全開大まで行わず、人工破膜や陣痛促進薬、歩行の促しはいずれも必要ありません。急速な分娩に備え、分娩の準備を整えておくことも大切になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成