36 歳の初妊婦。妊娠経過は順調であった。妊娠39 週0日、3,280 g の児…
36 歳の初妊婦。妊娠経過は順調であった。妊娠39 週0日、3,280 g の児を正常分娩で出産した。分娩所要時間は15 時間で、総出血量は420 mL であった。Apgar〈アプガー〉スコアは1分後8点、5分後9点であった。バースプランに「産まれたら、赤ちゃんを胸の中で抱きしめたい」とあった。この母子の早期母子接触の実施方法で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 帰室まで継続して実施する。30分以内または吸啜を始めるまでとし、継続はしません。
- ⑵ 母親の体位は水平臥床とする。母親の上半身は30度ほど挙上して行います。
- ⑶ 児の血糖値を確認後に開始する。血糖値の測定は、開始の条件にはなっていません。
- ⑷ 児に経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉モニターを装着して観察する。急変に備え、装着して観察を続けることが必要です。
解説
正解は⑷です。早期母子接触では、児のうつぶせの姿勢によって呼吸や循環が急に悪くなることがあるため、酸素飽和度モニターを装着して観察を続けます。母親の上半身は30度ほど挙上し、実施は30分以内または児が吸啜を始めるまでとします。血糖値の測定は開始の条件ではなく、適応と中止の基準を守ることが大切です。母親の意識が保たれていることを確かめ、そばを離れずに見守ります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成