妊娠33 週の初妊婦。合併症はなく妊娠経過は順調。妊婦健康診査時の腹部超音波検査…
妊娠33 週の初妊婦。合併症はなく妊娠経過は順調。妊婦健康診査時の腹部超音波検査中に「気分が悪い」と訴え、顔色不良となった。最初に行う対応はどれか。
- ⑴ 体位を左側臥位にする。下大静脈の圧迫を取り除き、速やかに改善します。
- ⑵ 頭部を挙上する。頭部を上げても、下大静脈の圧迫は解除されません。
- ⑶ 血圧を測定する。血圧測定も行いますが、まず体位の変換が先になります。
- ⑷ 腹部を保温する。保温では、血圧の低下は改善しません。
解説
正解は⑴です。妊娠後期に仰臥位をとると、大きくなった子宮が下大静脈を圧迫して心臓に戻る血液が減り、血圧が下がって気分不快や顔色不良が現れます。これが仰臥位低血圧症候群で、左側臥位にして圧迫を取り除けば速やかに改善します。血圧測定や頭部挙上、保温よりも、まず体位を変えることが先になります。妊娠後期の診察や処置では、はじめから側臥位を勧めることが予防になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成