A さん(35 歳、女性)。ダグラス窩に10 cm の卵巣囊腫がある。妊娠を希望…
A さん(35 歳、女性)。ダグラス窩に10 cm の卵巣囊腫がある。妊娠を希望している。A さんは疾患について「妊娠や出産に何か影響がありますか」と質問した。A さんへの説明内容で適切なのはどれか。
- ⑴ 治療より妊娠を優先した方がよい。大きさによっては、治療を優先する判断もありえます。
- ⑵ 妊娠期には卵巣の腫瘍マーカーは低値を示す。妊娠により、腫瘍マーカーは上昇することがあります。
- ⑶ 妊娠中は手術ができない。必要があれば、妊娠中期に手術を行うことができます。
- ⑷ 助産所で出産できる。この大きさでは、助産所での分娩は適しません。
- ⑸ 経腟分娩で胎児の下降障害のリスクがある。骨盤の後方で、児頭の下降を妨げるおそれがあります。
解説
正解は⑸です。ダグラス窩にある10cmの卵巣囊腫は骨盤の後方で児頭の下降を妨げるおそれがあり、分娩の進行に影響します。妊娠中でも必要があれば妊娠中期に手術を行え、腫瘍マーカーは妊娠により上昇することがあります。この大きさでは助産所での分娩は適さず、妊娠より治療を優先する判断もありえます。妊娠の時期と腫瘍の大きさを踏まえ、医師と方針を相談していきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成