オキシトシン点滴静脈内注射による分娩誘発を開始することとなった。分娩誘発時の管理…
次の文を読み51、52 の問いに答えよ。29 歳の1回経産婦。妊娠41 週0日、予定日超過で入院した。これまでの妊娠経過は母児ともに順調であった。既往歴 : 前回は妊娠38 週で体重3,280 g の児を正常分娩した。身体所見 : 身長160 cm、体重65 kg。体温36.5 ℃、脈拍72/分、整、血圧110/78 mmHg。子宮口4cm 開大、展退度80 % 以上、Station −1、子宮頸管の硬度は軟、子宮口の位置は前方、未破水。胎児推定体重は3,030 g で形態異常はない。胎位は頭位、胎児心拍数は130 bpm。陣痛発来はしていない。検査所見 : 尿蛋白(−)、尿糖(−)。
オキシトシン点滴静脈内注射による分娩誘発を開始することとなった。分娩誘発時の管理で適切なのはどれか。
- ⑴ 投与開始前に頸管拡張を行う。頸管が熟化していれば、前処置は必要ありません。
- ⑵ 2日間連続での投与は行わない。必要に応じて、連日投与されることもあります。
- ⑶ 手動による滴下量の調整を行う。滴下は、輸液ポンプを用いて管理します。
- ⑷ 投与開始後は分娩終了まで絶飲食とする。絶飲食にはせず、水分は摂れるようにします。
- ⑸ 開始時の投与速度は1〜2ミリ単位/分とする。過強陣痛を避けるため、少量から開始します。
解説
正解は⑸です。オキシトシンによる分娩誘発では、過強陣痛を避けるため1〜2ミリ単位/分という少量から開始し、30分以上あけて慎重に増量します。輸液ポンプを用いて滴下を管理し、分娩監視装置を装着したまま継続します。頸管が熟化していない場合は前処置を行い、絶飲食にはせず水分は摂れるようにします。投与中は分娩監視装置を外さず、過強陣痛の徴候を見逃さないようにします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成